寒い冬の夜にぴったりの、スパイスが効いた温かいホットワインの作り方をご紹介します。このレシピでは、シナモン、クローブ、ナツメグ、オレンジ、そしてスパイスの女王カルダモンをたっぷり使い、深い香りと味わいを引き出します。

#### ホットワインとは？

ホットワイン、またはグリューワインとしても知られ、ヨーロッパで特に寒い冬の季節に人気があります。この飲み物の起源は古代ローマ時代まで遡り、当時の人々はワインに香辛料を加えて加熱していました。中世ヨーロッパでは、香辛料を加えたホットワインが風邪やインフルエンザの予防として飲まれていたと言われています。

ホットワインは各国で異なる名前とレシピで知られています。

例えば、ドイツでは「グリューワイン」と呼ばれ、シナモン、クローブ、オレンジ、レモンの皮と一緒に砂糖を加えて作られます。フランスでは「ヴァン・ショー」として知られ、似たような材料が使われますが、地域によって若干の違いがあります。

ホットワインはクリスマスマーケットや冬の祭りで特に人気があり、温かい飲み物として楽しまれています。この飲み物は、寒い季節に温まるための手段としてだけでなく、祝祭の時の慣習や文化的な象徴としても重要な役割を果たしています。

それでは、レシピを見ていきましょう！

#### 必要な材料（4人分）

- 赤ワイン 750ml（1本）

- オレンジ 1個

- シナモンスティック 2本

- クローブ 6〜8個

- カルダモン 2〜3粒（できれば潰して香りを出す）

- スターアニス 1〜2個

- きび砂糖 3〜4大さじ（お好みで量を調整）
  ※はちみつでも可

カルダモンを入れないレシピが多いかと思いますが、カルダモン入りを是非お試しください！とても香り高く落ち着きますよ。

#### 作り方

1. **オレンジの準備**: 

オレンジを薄切りにします。

2. **スパイスとワインを混ぜる**: 

中火で鍋を温め、赤ワインを注ぎます。シナモンスティック、クローブ、カルダモン、スターアニスを加えます。
※カルダモンは潰した方が香りがよく出るので、出来たら潰してください

3. **オレンジときび砂糖を加える**: 

切ったオレンジのスライスと砂糖を鍋に加えます。

4. **弱火で煮る**: 

弱火にし、沸騰しないように注意しながら約15〜20分間煮ます。この間、スパイスの香りがワインにしっかりと移るようにします。

5. **味を確認**: 

味を見て、お好みで砂糖を追加します。

6. **サーブ**: 

スパイスやオレンジのスライスを取り除き（お好みでそのままでも）、マグカップや耐熱グラスに注いで温かいうちにお楽しみください。

#### コメント

このホットワインは、冬の夜やクリスマスに最適です。香り高いスパイスが冷えた体を温め、とっても心地よいリラックスタイムを演出します。カスタマイズも自由自在。オレンジの代わりにレモンを使ったり、お好みのスパイスを加えたりしてみてください。寒い季節のお楽しみ、是非このホットワインで！