2023/12/20 22:36

『カルダモン』
スパイスの女王とも呼ばれるこのエキゾチックなスパイスは、その独特で爽やかな香りとピリッとした刺激によって世界中の料理やお菓子に使用され、大きな存在感を放っています。カレーやチャイなどのインド料理には必ずと言ってもいいほど登場しますが、実は北欧でも人気が高く、3000年以上の歴史がある世界で最も古いスパイスの1つです。
また、インドの伝統医学では、腎臓や肺の働きを促す他に、食欲増進、口臭予防、吐き気の抑制にも使われていたそうです。
そして、Spicierだけではなく世界中の料理愛好家たちがこの歴史深い万能なカルダモンを使い、様々な文化の味を探求し、自分たちのキッチンに新しい生命を吹き込んでいます。では、世界各地でカルダモンはどのように使われているのかご紹介いたします!
○インド:香り高い伝統
カルダモンはインド料理には欠かせないスパイスです。特に南インドでは、カルダモンは多くの伝統的な料理に使われています。マサラチャイにおけるその甘美で爽やかな香りは、朝の始まりを彩ります。もちろん、Spicierのチャイでも、インド産の粒が大きいものだけを選りすぐった最高級品質のものを使用しています。また、ビリヤニやカレーなどの料理には、その深い風味が加わり、独特な味わいを生み出しています。
○中東:甘い誘惑
中東では、カルダモンはしばしばデザートやコーヒーに用いられます。例えば、カルダモン入りのアラビアコーヒーは非常に人気があり、特別なおもてなしの際によく提供されます。また、トルコの伝統菓子バクラヴァのような甘いお菓子にも、カルダモンが欠かせない要素となっています。
○北欧:温かいおもてなし
意外かもしれませんが、北欧でもカルダモンは重要なスパイスです。特に、スウェーデンやフィンランドの伝統的なパンやデザートには、よくカルダモンが使われています。クリスマスの時期には、カルダモン風味の「ペッパルカーカ」(スパイスクッキー)が家庭で焼かれます。また、Spicierで過去に期間限定で提供していたカルダモンロールも絶品です。目が飛び出るほど美味しいのでまたどこかのタイミングで復活させたいと思います。
○東アジア:新しい味の探求
最近では、東アジアの国々でもカルダモンが使われるようになっています。中国や日本の伝統的な料理にはあまり使われていませんが、現代の料理人たちはこの新しいスパイスを使って、革新的な料理を創り出しています。
○まとめ
カルダモンの使用法は、地域によって大きく異なりますが、その独特な香りと風味は世界中の料理に深みを加え、新しい味の探求を刺激しています。この小さなスパイスが、多くの文化と料理を結びつける架け橋となっているのです。さあ、あなたもカルダモンを使って、世界の味を自分のキッチンで再現してみませんか?
それでは今日も「スパイスで、もっと」楽しい1日でありますように!